【WWE】WrestleMania XLを観戦した感想 

 

2024年4月6日と7日に開催されたWrestleMania XL。

WWEが主催するPPVの一つで、その中でも年間及び業界最大のプロレスイベントです。

 

日本ではABENAが生中継放送をしてくれたので、それに対してありがたさを感じながら今年初観戦をしました。

両日ともに観戦後は高揚感が収まらないくらい、楽しい大会だったと思いました。

 

 

 

 

試合会場

アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィア リンカーン・フィナンシャル・フィールド

 

 

試合順

DAY 1(2024/4/6)

1.リア・リプリー (c) vs. ベッキー・リンチ

WWE女子世界王座戦


2.ジャッジメント・デイ(フィン・ベイラー & ダミアン・プリースト) (c) vs. #DIY(ジョニー・ガルガノ & トマソ・チャンパ) vs. ニュー・デイ(コフィ・キングストン & エグゼビア・ウッズ) vs. オーサム・トゥルース(ザ・ミズ & R-トゥルース) vs. A-タウン・ダウン・アンダー(オースティン・セオリー & グレイソン・ウォーラー) vs. ニュー・キャッチ・リパブリック(ピート・ダン & タイラー・ベイト)

※統一WWEタッグチーム王座戦 (シックスパックラダー形式)


3.レイ・ミステリオ & アンド・ラテ vs. サントス・エスコバー & ドミニク・ミステリオ


4.ジェイ・ウーソ vs. ジミー・ウーソ


5.ビアンカ・ベレアー & ジェイド・カーギル & ナオミ vs. ダメージ・コントロール(アスカ & カイリ・セイン & ダコタ・カイ)


6.グンター (c) vs. サミ・ゼイン

WWEインターコンチネンタル王座戦

 

7.ブラッドライン (ロマン・レインズ & ザ・ロック) vs. コーディ・ローデス & セス・フリーキン・ロリンズ

 

 

DAY 2(2024/4/7)

1.セス・フリーキン・ロリンズ (c) vs. ドリュー・マッキンタイア

WWE世界ヘビー級王座戦


2.ザ・プライド(ボビー・ラシュリー & モンテス・フォード & アンジェロ・ドーキンス w/B-ファブ) vs. ザ・ファイナル・テスタメント(カリオン・クロス & アカム & レーザー w/スカーレット & ポール・エラリング)


3.LAナイト vs. AJスタイルズ


4.ローガン・ポール (c) vs. ランディ・オートン vs. ケビン・オーエンズ

WWE・ユナイテッドステイツ王座戦


5.イヨ・スカイ (c) vs. ベイリー

WWE女子王座


6.ロマン・レインズ (c) vs. コーディ・ローデス

※統一WWEユニバーサル王座

 

 

印象的だった試合感想

DAY 1(2024/4/6) 1.リア・リプリー (c) vs. ベッキー・リンチ


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WWE女子世界王座ベルトをかけた闘い。

現在の女子最強といっても過言ではないリア・リプリーに対したのは、今年のElimination Chamber Match*1を制したベッキー・リンチ

 

試合開始からフルスロットルで闘う両者。

ベッキーが巧みな試合技術で試合を優位に運ぶも、リアがそれをパワーで跳ね返した。

最後はリアがリップタイド*2ベッキーをリングに沈めてKO、ベルトを防衛して試合終了した。

 

リアの強さを改めて思い知らされたとともに、気持ちが沸き上がる開幕戦となりました。

 

 

DAY 1(2024/4/6) 6.グンター (c) vs. サミ・ゼイン


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WWEインターコンチネンタル王座戦

私にとって「インターコンチネンタル絶対王者=グンター」の印象が強い。

その印象の1つとして、インターコンチネンタルベルトを666日間巻いている実績があるのが大きいと思う。

 

このグンターに挑戦するのはサミ・ゼイン、今年のRoyal Rumble*3で復帰したスーパースターだ。

 

そんな2人の試合展開はグンターが力強くて愚直なプロレスで優勢に運び、サミを徐々に追い詰めていく。

絶体絶命のサミだったが最後の闘志を燃やしてヘルヴァキック*4をグンターに当てて反撃、そして【エル・ジェネリコ】時代のフィニッシャーBrainbustaaaaahhhhh!!!!!*5を解禁。

それでも倒れないグンターだったが、2発目のヘルヴァキックで止めを刺して決着。

 

新たなチャンピオンの誕生に興奮が冷めやらなかった。

 

 

DAY 2(2024/4/7) 6.ロマン・レインズ (c) vs. コーディ・ローデス


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統一WWEユニバーサル王座戦、今回のWrestleMania メイン試合。

前日のDAY1で『ブラッドライン (ロマン・レインズ & ザ・ロック) vs. コーディ・ローデス & セス・フリーキン・ロリンズ』が行われ、ロックがコーディから3カウントを取って勝利したことで、この試合は何でもありのブラッドラインルールが採用されることとなった。

 

昨年と同じカードのメイン試合、現在のWWEを牽引する2人の対決は基礎的なレスリングの攻防からじっくりと繰り広げられる。

展開の読めない試合、中盤には互いに得意技を繰り出すも相手を倒すことができずに時間が進んでいく。

このままタイマン対決で終わるのかと思いきや、ブラッドラインが介入してきた。

 

ジミー・ウーソとソロ・シコアの登場で危機的状況になったコーディ、そんなコーディを助けたのは、ジェイ・ウーソとジョン・シナー。

ジェイがジミーにスピアーを放って花道から場外へ追い出し、シナーがソロを蹴散らして2人の介入を阻止。

 

再度タイマンに持ち込めると思ったら、【ファイナルボス】ザ・ロックが登場。

ロックがシナーを倒し、ローマンと2人でコーディを追い詰める。

セスが助太刀に来るも追い払われ、コーディ敗北の危機が迫った。

 

そんな絶望的な状況で「もうダメか」と思っていたら突如会場が消灯され、聴き馴染みのある鐘の音が鳴り響いた。

会場に明かりが戻ったとき、ザ・ロックの背後にいたのは・・・

 

なんと、ジ・アンダーテイカー!!!

 

仰天するロックにチョークスラムで沈めると会場がまた消灯、明かりが戻るとアンダーテイカーの姿は消えていた。

 

これで邪魔者は全ていなくなったので、コーディはここに勝機を見出す。

ローマンも最後の最後まで粘ったが、コーディがクロスローズ*6を3連続決めてローマンを倒した。

 

ローマン・レインズによる長期政権がこの日で幕を閉じ、コーディ・ローデスが先導を走る新時代が始まった。

 

 

最後に

WrestleManiaは世界最大のプロレスイベントと言われていますが、それを納得するしかないくらい2日間ともに高揚感に満ちた盛り上がりだった。

この記事を書いた日には来年のWrestleMania開催も発表されましたが、ここに向けた動きが徐々に始まると思うと楽しみと期待が隠せないです。

 


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*1:アメリカのプロレス団体WWEが主催するプレミアムライブイベント

*2:相手の片腕を、相手の股下を通した上でその手首を掴み、その状態のままコブラツイストをかける。そして、そのままの形で頭上へ持ち上げ、パワーボムの体勢に持ち替え、相手を落とすと同時に自ら両膝式パワーボムの形で相手はマットに叩きつける

*3:アメリカのプロレス団体WWEが主宰するPPVの1つ、および後述するそのメインイベントの「ロイヤルランブル戦」のこと

*4:コーナーにもたれ掛かる相手に対し対角線上から全速力で走り込み、振り上げた右足を顔面に叩き込む串刺し式ビッグ・ブーツ(フロント・ハイキック)

*5:ターンバックル上に相手の頭部を突き落とすブレーンバスター

*6:リバースDDTの体勢から体を180゜錐揉み回転した勢いでマットに叩きつけるローリング・カッター