約20年ほど読み続けている『週刊少年ジャンプ』
毎年色々な作品が掲載され、その度に様々な感想が飛び交う。
「これは面白い」
「この作品は好きじゃない」
「今週の展開には度肝を抜かれた」
「来週からの展開はどうなると思う」
といったような言い合いも含めて、毎週楽しみな漫画雑誌です。
そして週刊少年ジャンプの特徴として、毎号の読者アンケート結果によって連載存続が決まる(と言われている)アンケート主義の点が挙げられます。
アンケート結果が公表されている訳ではないので実際のところは定かではないが、アンケートを出した数週間後の連載順を見たときに、読者アンケートの結果がおおよそ反映されているように感じることはあるのが確かです。
そんな週刊少年ジャンプで「各号どの作品にアンケートを出しているのかを1年間集計してみたら面白いかもしれない」という単純な理由がきっかけに、アンケート出す度に記録をしたので今年度の総評として記事を書きました。
今回は2023年度の週刊少年ジャンプに掲載された面白かった作品をランキング化したので、感想とともに発表していきます。
週刊少年ジャンプのアンケート形式
→毎号面白かった作品を最大3作品まで出すことが可能。
今回のランキングルール
1番目に面白かった作品を3点、2番目に面白かった作品を2点、3番目に面白かった作品を1点として毎号分集計。
合計点数が同じ場合は "1番目に面白かった作品に入れたほうが多かった作品 " を上位にランク付け。
1番目に面白かった作品に入れた回数も同じ場合は、その他要因とともに独断でランク付け。
2023年度面白かった作品ベスト5
5位:SAKAMOTODAYS
合計点数:27点
1番目に面白かった作品で入れた回数:5回(1号 / 6・7合併号 / 26号 / 35号 / 48号)
第5位はSAKAMOTO DAYS
現在のジャンプ連載作品で最もアクションシーンに躍動感があり、派手な描写が特徴的な作品です
26号に収録された坂本の過去編のクライマックス " 坂本VS有月 " の戦闘シーンは、他に類を見ない疾走感ある描写と言っても過言ではなかった。
2024年の展開にも期待したいほどに楽しみです。
4位:ONE PIECE
合計点数:28点
1番目に面白かった作品で入れた回数:7回(8号 / 13号 / 17号 / 34号 / 40号 / 45号 / 52号)
第4位はONE PIECE
週刊少年ジャンプ不動の看板作品。世界的に有名な漫画なので説明は不要かと。
休載が多かったですが掲載時は真っ先に読んでしまうくらいに展開が面白い。
尾田先生のストーリー構成力にはずっと驚きを受けています。
17号に掲載された " ユースタス・キャプテン・キッドVSシャンクス " の戦闘が瞬殺で終わったのも驚かされた一例だ。
四皇ビッグマムと死闘を繰り広げたキッドが、ビッグマムと同じ四皇のシャンクスと戦うとこんなにも呆気なく終わるのかというのも、力の強い者同士の戦いという見方もできて面白かった。
現在のエッグヘッド編も面白くなってきているので、どういう展開に今後つながっていくのかが楽しみです。
3位:逃げ上手の若君
合計点数:35点
1番目に面白かった作品で入れた回数:7回(11号 / 15号 / 19号 / 20号 / 41号 / 44号 / 51号)
第3位は逃げ上手の若君
足利尊氏により鎌倉幕府を滅ぼされた北条時行が再興を図るために仲間と奮闘した史実に基づく作品。
『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』を描いた松井先生の作品だけあって非常にスムーズなストーリー展開で読みやすいです。
11号に掲載された2年ぶりに鎌倉へ帰還できたシーンは圧巻だった。
一度は鎌倉を追われた時行が死闘を経てようやく里帰りすることができ、そこに至るまでの道中と帰った瞬間の描写がベストであり、思わず感情移入してしまいました。
2024年はアニメ化も決まっているので、これからも期待したい作品です。
2位:あかね噺
合計点数:39点
1番目に面白かった作品で入れた回数:7回(2号 / 12号 / 14号 / 27号 / 29号 / 36・37合併号 / 43号)
第2位はあかね噺
落語家だった父を持つ朱音が父がなれなかった真打を目指して奮闘する作品。
落語を扱うのは少年漫画では珍しい設定だなという印象を持ちながら、テンポよく進む展開が心地よい。
そしてキャラクターの個性もたっていて覚えやすいので読みやすいです。
今年1位に入れた号はどれも次号の展開が気になる終わり方をしており、ワクワクさせるストーリー構成は連載を続ける中で、今度かなり大きな武器になると思います。
いずれアニメ化となってもおかしくはない作品ですし、2024年はもっと面白くなって飛躍してほしいです。
1位:呪術廻戦
合計点数:39点
1番目に面白かった作品で入れた回数:7回(4・5合併号 / 9号 / 10号 / 21・22合併号 / 24号 / 38号 / 47号)
今年最も面白かったのは呪術廻戦
あかね噺と同率ですが、印象に残ったのは呪術廻戦のほうが多かった。
アニメだけでなく映画化もされ、勢いが止まらない作品です。
21・22合併号で掲載された五条悟の復活は特に熱かった。
敵側の戦力が増強された半ば絶望的状況下での復活、復活後のふるまいには圧倒的強者を再認識させられる風格を表していました。
ほぼ完全体となった両面宿儺との大死闘を繰り広げることとなり、これがまた非常に面白かったです。
死滅回遊編のアニメ制作も決まり、2024年も勢いが止まらないでしょう。
総評
1年間読み続けた結果をまとめたら、自分の好みが如実に表れる結果となりました。
ジャンルにも偏りがあるなかで、あかね噺に意外と票を入れていたのには個人的に驚きでしたが、それだけ面白いと感じた話が多かったわけだし、今考えると当然とも思える結果です。
2024年も引き続き読み続けたいと思います。
とりあえずONE PIECEが終わるまでは続けるかと。